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GentooLinux のインストール : システムファイルのインストール

昨日までで HDD が使用できるようになりましたので、今日はそこに基本的なシステムファイルをインストールしていきます。

stage3 ファイルのインストール

システム構築に最低限必要な環境が Tarball として配布されていますので、それをダウンロード・インストールします。

ダウンロードするファイルの URL を調べる

GentooLinux ハンドブック の手順では、links2 などのテキストブラウザでダウンロードするようになっていますが、 VMware で作業しているならホスト OS のブラウザが使えるので、それで URL を調べて wget でダウンロードしましょう。

まず、gentoo.gr.jp のミラー(もしくはリストに掲載されている適当なサイト)に行きます。現在の最新版は 2005.1-r1 で、私のマシンは Pentium4 なので、ダウンロードすべきファイルは "/release/x86/2005.1-r1/stages/pentium4/stage3-pentium4-2005.1-r1.tar.bz2" です。新しいバージョンがリリースされていたり、アーキテクチャが違う場合は、"2005.1-r1""pentium4" の部分を読みかえてください。

ファイルのダウンロード・展開

ダウンロードすべきファイルがわかったら、仮想マシンで以下のコマンドを実行します。

cd /mnt/gentoo
wget <ダウンロードするURL>

ダウンロードが終了したら、 tar コマンドで展開します。

tar xvjpf stage3-*.tar.bz2

展開が終了したら、.tar.bz2 ファイルは削除してもかまいません。

rm stage3-*.tar.bz2

Portage スナップショットの展開

Portage を利用可能にするために、そのデータベースのスナップショットをダウンロード・インストールします。これも Tarball で配布されていますので、上記とほぼ同じ手順です。

ダウンロードするファイルの URL を調べる

ホスト OS のブラウザで、先ほど stage3 ファイルをダウンロードしたサイトの/snapshots のディレクトリを表示させます。"portage-日付.tar.bz2" というファイルが多数並んでいると思います。この中で、「日付」の部分がもっとも新しいファイルをダウンロードします。

ファイルのダウンロード・展開

ダウンロードするファイルがわかったら、仮想マシン上でダウンロードします。

cd /mnt/gentoo
wget <ダウンロードするURL>

そして、展開します。先ほどと違い、"-C" オプションで展開先を指定していることに注意してください。

tar xvjf portage-*.tar.bz2 -C /mnt/gentoo/usr

こちらも展開が終了後は削除してかまいません。

rm portage-*.tar.bz2

これで、本格的なシステム構築に入るための最低限のファイルがインストールされました。明日は、 Portage の環境設定を行います。

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