GentooLinux のインストール(その9:ユーザーの追加)
今日は、一般ユーザーを追加して今後の作業環境を整えようと思います。
vim のインストール
いいかげん nano でテキストファイルを編集するのは辛くなってきたので、さっさと vim をインストールしてしまいましょう。以下のように emerge コマンドを実行します。
emerge vim
USE フラグの設定によっては他のパッケージも同時にインストールされますが、気にしないで大丈夫です。今後はテキストエディタとして vim を使っていくことにします。
一般ユーザーの作成
GentooLinux の流儀とは違うかもしれませんが、私は 「各ユーザーが自分自身のグループを持つ」という Redhat 流のユーザー管理を好んでいます。したがって、ここでも hokousya のユーザーとグループを作成し、hokousya ユーザーのイニシャルグループを hokousya に設定します。
グループの追加
groupadd コマンドで、hokousya グループを作成します。
groupadd hokousya
ユーザーの追加
hokousya ユーザーを作成します。イニシャルグループを hokousya にして、念のため users グループにも所属させておきます。 useradd コマンドを以下のように実行します。
useradd -m -g hokousya -G users hokousya
さらに、 passwd コマンドでユーザーのパスワードを設定します。
passwd hokousya
su コマンドの実行を許可する
GentooLinux では、wheel グループに所属するユーザーのみが su コマンドを実行できます。hokousya でも su を使いたいので、 gpasswd コマンドを使って hokousya を wheel グループに所属させます。
gpasswd -a hokousya wheel
cron の利用を許可する
同様に、 cron の機能を利用するには、ユーザーが cron グループに所属している必要があります。hokousya を cron グループに所属させます。
gpasswd -a hokousya cron
以上で su と cron が使えるユーザー hokousya が作成されました。いったんログアウトして、hokousya ユーザーで再ログインしてみましょう。以降は hokousya ユーザーになっていることを前提にします。
起動スクリプトのカスタマイズ
よくあるエイリアスと umask の変更を "~/.bashrc" に追加します。ただし、前述の Redhat 流ユーザー管理にしていない場合は umask を変更するべきではありません。
alias ..='cd ..' alias ll='ls -l' alias la='ls -a' alias cp='cp -i' alias mv='mv -i' alias rm='rm -i' umask 002
また、自分の書いたスクリプトを "~/bin" に起きたいので、ディレクトリを作成し、以下の設定を ".bash_profile" に追加します。
export PATH="$HOME/bin:$PATH"
これで最低限使える環境になったかなという感じです。明日は VMwareTools のインストールをします。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
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