Linux カーネル開発の思想
Turbo blog.さんの「ダンプが必要な OS を作った覚えはない」で紹介されていた記事を読んでみました。Linux カーネル開発の根底に流れている思想みたいなものが紹介されていて、なかなか興味深い記事です。独断と偏見で要約すると、次のようになると思います。
伝統的なソフトウェア開発は、以前のバージョンとの互換性を維持しながら徐々に拡張していくという方法をとる。ところが Linux は 2.2、2.4、2.6 というバージョンの間で互換性がない。そして、だからこそこれほどまでに速く進化することができたのだ。2.2 カーネルで問題が発生したのなら、その問題が発生しない 2.4 カーネルを新しく作ればよい。クラッシュダンプを使っていちいち問題を特定するようなやり方では、ソフトウェアの進化のスピードにはついていけないのだ。
えー・・・、かなり乱暴な要約なので、時間のある方はできるだけ原文を呼んでください。(^^ヾ
でも、なんかいいですね。決して後ろを振り向かず、前進あるのみ。どうせコケるなら前のめりにコケろと。こういう考え方、大好きです(笑)。一見、非合理的な方法が、実は一番合理的だったりすることって意外とあるのかもしれませんね。
そういえば、「Reiser4と激怒するLinuxカーネル開発者たち」なんていう話もありました。assert を消せってのはさすがに横暴なんじゃないか、と思っていましたが、これも極端に効率を重視するアグレッシブな姿勢の表れなのかもしれません。
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