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PDFonline を試してみた

昨日、Foxit Reader とクセロPDFを紹介しましたが、今日はそのときに平行して試した PDFonline というオンライン PDF 変換サービスを紹介しようと思います。

http://www.pdfonline.com/ (追記:日本語サイトもありました)

なぜ昨日一緒に紹介しなかったかというと、サーバーが不調だったのか変換結果が送信されてこなくて、結果が確認できなかったのです。今日になって結果が送信されているのに気付き、けっこううまく変換できていたのでレポートすることにしました。

PDFonline は Web 上でさまざまな形式のファイルから PDF ファイルを作ってくれる変換サービスです。Web 上で変換元のファイルを登録すると、変換結果がメールに添付されて送られてくるという仕組みです。

変換のクオリティー

それでは、さっそくその変換結果を見てみましょう。

かなりよく変換されていると思いませんか?(゜゜;

英語ベースのサービスであるにもかかわらず、日本語もしっかり変換されています。文字列選択も普通にできて、コピー&ペーストしても文字化けしていません。背景画像がありませんが、これは印刷用のスタイルシートが使われているからでしょう。HTML できちんと指定しておけば、意図通りに変換できるものと思われます。HTML のレンダリング自体は InternetExplorer のエンジンを使っているように見受けられます。まぁ、無難な選択ですね(^^;。

ただし、やはり Foxit Reader と Adobe Reader でフォントの癖が違うので、フォントの埋め込みはやっていないようです。メールに添付するので、容量が増やせないという理由もあるかもしれません。このあたりのオプション設定がまったくできないのは難点ではあります。

使い方

それでは、簡単に使い方をご紹介します。

  1. まず、PDFonline のサイト に行きます。
  2. 左上のボックスの中、"Start Creating PDF >>" というリンクをクリックします。
  3. 別ページに移るので、変換するファイル、変換後のファイル名、受け取りに使用するメールアドレスをフォームに記入し、ページ最下部の "SUBMIT DOCUMENT" というリンクをクリックします。

あとは PDF ファイルが添付されたメールが届くのを待つだけです。簡単ですね。受け取りに使うメールアドレスは、gmail や Yahoo! メールなどの無料アカウントでも OK とわざわざ書いてあります(笑)。

変換できるフォーマットは、DOC(MS Word), PPT(PowerPoint), XLS(Excel), RTF, PPS, HTML, PUB, JPG, GIF, TIFF, BMP, PNG, EMF, WMF です。画像を含む HTML の場合は、MHT 形式(InternetExplorer で「Webアーカイブ、単一のファイル」で保存すれば作れます)で送信すれば OK です。

欠点

とても便利そうなサービスですが、いくつか欠点も見受けられます。

JavaScript のエラーに弱い
HTML を変換する場合、JavaScript が含まれているとエラーになってしまう場合があるようです。実際、この blog のページはそのままでは変換できず、手作業で JavaScript を削除する必要がありました。セキュリティーゾーンの違いが原因かもしれませんね。
変換が遅い(?)
私が試したときはたまたまかもしれませんが、変換にかなり時間がかかりました。急いでいるときには向いていないかもしれません。
サイズは 2 MB まで
変換できるファイルは変換前のサイズで最大 2 MB までです。高解像度の画像を含む文書は厳しいですね。
リンクは変換されない
HTML のリンクは再現されません。変換はクセロPDFと同様にプリンタドライバ経由で行っているようなので、仕方のないところですね。
細かい設定ができない
画像の解像度やフォント埋め込みなどの指定はいっさいできません。

とくに変換にかかる時間は気になりますね。時間があるときに、もう少しシンプルなファイルで試してみようかと思います。もっとも、いつでもどこでも無料で利用できるということを考えれば、じゅうぶんメリットのあるサービスだと思いますが。

簡単ですが、レビューはこんなところで。シンプルなサービスなので、説明することもあまりないんですよね(笑)。それにしても、PDF まわりの環境がこれだけ発展しているとは思っていませんでした。これからは、もっとアクティブに PDF を活用法を考えるべきかもしれませんね。

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