理想のヘッドホンを求めて
今日はちょっと趣向を変えて、ヘッドホンのネタでいこうと思います。ていうか今週はぜんぜん Linux ネタがありませんね。申し訳ありません。明日から頑張ります・・・。
さて、理想のヘッドホンといっても、私はオーディオマニアではありませんので、超高音質プロ仕様ヘッドホンとかの話ではありません。私が求めるのは、仕事場で音楽を聴くのに最適なヘッドホンです。仕事に集中するため、そして都合の悪い話が聞こえない振りをするための超重要アイテムです(笑)。
そんなわけで、私にとっての理想のヘッドホンの条件とは、だいたい以下のようなものです。
- 聞き易いバランスの良い音質。ドンシャリは勘弁して。
- 周りの騒音を適度にカットする遮音性。
- 長時間付けていても疲れない装着感。
- 音漏れが少ないこと。
- サボっているという印象を与えないこと。
これらを踏まえると、まず少し前に流行った(?)耳掛け型ヘッドホンは論外です。音漏れはひどいし、音質も悪い。本格的な大型の密閉型ヘッドホンは音質や遮音性に優れますが、重くて邪魔だし、なんといっても仕事をしているように見えません(笑)。インナーイヤー型ヘッドホンは最近だいぶ音質がよくなっていますが、耳には悪そうなので長時間の使用は不安です。というわけで、私にとっての最良のチョイスはネックバンド式の密閉型ヘッドホンな訳です。
しかし、これがまたあまり見かけない。ほとんどのネックバンド式ヘッドホンは開放型で、シャリシャリした玩具みたいな音質のものばかり。以前はビクターの HP-S71F という製品を使っていて、これはネックバンド式でありながら密閉型で、音質・遮音性・装着感のバランスが取れたとても良い製品でした。けっこう長く使っていましたが、さすがに耳当ての部分がボロボロになってしまったので、買い替えを余儀なくされたわけです。
そこで、最初に購入したのが HP-S71F の上位製品である HP-S81F の後継(わかりにくいな ^^;)、HP-S82F です。
しかしこのヘッドホン、きちんとした密閉型ではないのです。ドライバー自体は密閉型なんでしょうが、耳当ての部分がラバー状になっておらず、完全に密着しません。たぶん耳掛け型のヒットに影響されてカジュアルな方向に寄せたのでしょう。たしかに装着感は良く、長く使っていても疲れません。また意外なことに音質も悪くありません。購入当初は少し耳障りな音でしたが、エージングが済めばだいぶ聴き易くなります。
最大の欠点は音漏れですね。製品ページには音漏れをカットするみたいなことも書いてありますが、やはり耳当てが密着しないので限界があるようです。音漏れを気にしなければ、値段も安いしけっこう良い製品なんですが、残念ながら私の理想とは少しずれてしまっていました。
まぁ、なんのかんの言いつつ他にあまり選択肢もないので HP-S82F を使い続けていたのですが、先日ヨドバシにふらっと入ったところ、まさに決定版!! という製品を見つけて即買いしてしまいました。それがこれ、ゼンハイザーの PMX200 です。
アマゾンのページではオープン型と書いてありますが、れっきとした密閉型です。もちろん耳当てが密着する、正統派の密閉型ヘッドホン。まさに HP-S71F の進化系といった感じです。やっぱりこうでなくっちゃ(^^)v
期待通り、音質はたいへん良好です。音像がとてもクリアーで、ひとつひとつの楽器の音がはっきりと聞き取れます。低音はそれほど強くありませんが、下手にブーストした感じよりはよっぽどマシでしょう。全体的にとてもバランスが取れた音作りです。小型ヘッドホンの宿命なのか、HP-S82F 同様に新品の状態では少し耳障りな音がしますが、すぐに角が取れて聴き易くなります。もちろん音漏れも気になりません。
唯一の欠点は、ネックバンドの圧力がちょっと強めなことです。長く装着していると耳が痛くなることがあります。これはネックバンドに板バネが仕込んであるだけなので、使っているうちに程よく緩んでくるでしょう。どうしても気になるようなら、手で慣らしてしまってもいいかもしれませんね。
今週は仕事がだいぶ立て込んでいたのですが、PMX200 のおかげでなんとか切り抜けそうです。私は聞いている音楽がそのまま動作クロックになるタチなので、良いヘッドホンを使うと本当に能率が上がります(笑)。そんなわけで、仕事場で使うヘッドホンをお探しの方、PMX200 はお勧めです。ぜひお試しください。
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