Google Docs のファイルを Word で直接開く方法
本日は、またまた Google Operating System さん経由の便利な Google Tips をお届けします。内容はタイトルのとおり、 Google Docs のファイルを Word などで直接開くことができるという技です。リンク先の記事自体は Google Docs & Spreadsheets のデータをいろいろなフォーマットでダウンロードできるというネタなのですが、コメントとしてこれらの URL が Word で直接読み込めるという情報が寄せられていました。これは便利ですね。 Google Docs 上にあるデータをちょっと加工したいときなどに使えそうです。
ということで、まずはネタ元の記事本文にあるダウンロードリンクの取得方法をご紹介しましょう。 Google Docs で適当な文書を開くと、編集画面の URL は以下のような形式になっているはずです。
http://docs.google.com/Doc?docid=[ID]
これを、以下のように変えてやると、 Word 形式のファイルへの直リンクになります。
http://docs.google.com/MiscCommands?command=saveasdoc&exportformat=xls&docID=[ID]
ちなみに、 "exportformat" には ods, pdf, cvs, txt も指定でき、それぞれ該当する形式でダウンロードできます。
さて、ダウンロード用の URL がわかったら、おもむろに Word を起動し、メインメニューの [ファイル]-[開く] を選択。表示されるファイルダイアログにこの URL を入力してください。これだけで、 Google Docs 上のデータを Word が自動的にダウンロードして表示してくれます。素晴らしい! Google と Microsoft の現実にはありえないほどの見事な連係プレーですね(笑)。そうそう、たぶん IE で Google アカウントにサインインしている必要があると思いますので、ご注意ください。
ここまでは断りもなく Google Docs に限定して話をしてきましたが、 Spreadsheets も同様に Excel に読み込みたいというのが人情だと思います。しかし、残念ながら Spreadsheets の非公開ダウンロードリンクは編集ページの URL とはまったく関係ない ID で構成されていて、ダウンロード用 URL を簡単に知る方法がないようです。そのため、 URL を確定するためにファイルを公開設定する必要があります。これさえ許容できるなら、 Google Docs と同様に Excel に読み込むことができます。方法は以下のとおりです。
- Google Spreadsheets で Excel に読み込みたいファイルを開く。
- 「公開」タブをクリックし、「公開する」ボタンをクリックする。
- 公開タブの一番下にある「公開の詳細設定」をクリックし、公開形式の詳細設定ページを表示する。
- 「ファイル形式」を XLS に変更し、「URL を生成」ボタンをクリックする。
- ダウンロード用の URL が表示されるので、 Excel を起動して Word のときと同様にこの URL を開く。
ファイルが公開されているので、 Docs のときと違って Google アカウントにサインインしている必要はありません。一長一短ですね(^^;。
以上、本日は Google Docs & Spreadsheets のデータを Word や Excel で活用する方法をご紹介しました。私は確認していませんが、 OpenOffice.org でも同じことができるようです。 Google Docs & Spreadsheets は機能的にはシンプルなので、デスクトップのオフィスツールが使いたくなるときもままあります。そんなときにぜひ活用してみてください!
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
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