さかなさんから記事の見栄えについてお褒めの言葉をいただいたので、調子に乗ってそれについて書いてみようと思います（＾＾；。「Wiki（ウィキ）と一緒に使う」のカテゴリーにも「blog&Wiki活用法」共通テーマを作らせていただきました。「Wiki（ウィキ）と一緒に使う」カテゴリーの皆さん、はじめまして。いつもは GentooLinux について書いている歩行者と申します。以後、よろしくお願いいたします。

Wiki 文法の利点

さて、この blog では、すべての投稿を Wiki 文法で書いています。Wiki 文法とは Wiki 風の簡単な書式で文字装飾やリンクが記述できる機能です。たとえば、以下のように行頭に "*" を書くと見出し(h1)になります。

*見出し

二重シングルクオートで囲むと、太字になります。例では、マークアップされないように全角で書いています。

''太字で表示''

こんな感じで、マウス操作なしで簡単に文字装飾が指定できます。その他の記法は Wiki の書き方のページに記載されています。

Wiki 文法はYahoo!ブログをはじめとしていくつかの blog で使えますが、livedoor blog の最大の利点は本当の Wiki である livedoor Wiki と連帯している点です。Wiki ページのタイトルを二重大括弧で囲むことで、簡単に対応する Wiki ページにリンクできます。

[[GentooLinux]]

もし対応する Wiki ページが存在しなければ、新規作成ページへのリンクが付加されます。

この機能が非常に便利で、最初に記事全体を書きなぐり、記事が完成した後にプレビューして存在していない Wiki ページをまとめて追加していく、という書き方ができます。記事本文は流れを重視してシンプルにまとめ（といいつつ長文ですが（＾＾；））、細かい説明は Wiki ページに逃がすようにすれば、説明も楽になります。

blog と Wiki の連帯

私見ですが、blog と Wiki ってけっこう相補的な関係にある気がします。blog は時系列で記事を管理するので、毎日記事を書きなぐるのに向いています。元が日記ソフトですから当然ですね。これに対して、Wiki は Wiki ワードによるリンクを使った Web 構造で、体系的に情報をまとめるのに適しています。

ですから、blog、もしくは Wiki を単体で使った場合、それぞれの欠点がネックになってくることがあります。blog では過去の記事をアクセスするのがけっこう面倒ですし、Wiki で無造作にページを増やしていくと、ページ名の管理がかなり面倒になっていきます。また、Wiki には RSS との相性が blog ほどには良くないという欠点もありますね。

blog と Wiki を連帯させた現在の livedoor blog & Wiki のシステムは、上記のような欠点に対するけっこう有効なソリューションだと思います。blog で記事をどんどん書いていき、その中で有用なものをWiki でアクセスしやすくまとめていく。そんな考え方で、効率よく情報を蓄積していけるのでは、と思うのです。

データベースとしての Wiki

Wiki のもうひとつの活用法として、自分専用のデータベース（というかナレッジベース？）という使い方があります。私も現在、なにか新しい発見をするごとに関連する Wiki ページに（なければページを作って）情報やリンクなどを追加するようにしています。こうしていけば、だんだんと自分用にカスタマイズされた最適なデータベース、もしくはポータルサイトになっていくかな、と思います。

今、私が考えているのはこれくらいです。blog と Wiki が連帯できるというのはけっこう画期的なシステムなので、これ以外にも可能性は無限にあると思います。今はまだ Wiki 側の機能が少々貧弱なので、今後の拡張に期待しています。