WebOS Goodies

WebOS の未来を模索する、ゲームプログラマあがりの Web 開発者のブログ。

WebOS Goodies へようこそ! WebOS はインターネットの未来形。あらゆる Web サイトが繋がり、共有し、協力して創り上げる、ひとつの巨大な情報システムです。そこでは、あらゆる情報がネットワーク上に蓄積され、我々はいつでも、どこからでも、多彩なデバイスを使ってそれらにアクセスできます。 WebOS Goodies は、さまざまな情報提供やツール開発を通して、そんな世界の実現に少しでも貢献するべく活動していきます。
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サイト名変更&リニューアルしました

ページタイトルなどですでにおわかりかと思いますが、長らく「Gentoo Linux で個人サーバー」と題して続けてきたこの blog、本日より題名を「WebOS Goodies」と改めまして、再スタートすることにしました。それに合わせてテンプレートもリニューアルしてみました。本当はもっと凝ったものにしたかったのですが、そんなことを考えていたらいつまで経ってもリニューアルできんということに気付き、こんなんで妥協しました。少しずつ改善していきますので、長い目で見てやってください(^^ゞ

昨年の暮れにこの blog を始めた当初は、果たして見にきてくれる人がいるのか、そもそも書き続けていけるのかという不安でいっぱいでした。そのため、できるだけテーマを絞っていこうということで「Gentoo Linux で個人サーバー」というサイト名にしたのを覚えています。しかし、ここ一年で予想外に多くの方々に読んでいただけるようになり、またいくつかのサイト様からリンクやトラバもいただきました。それに伴って記事の内容も幅広くなり、良くも悪くも「Gentoo Linux で個人サーバー」というテーマでは収まらなくなってきました。そんなわけで、ここらで思い切ってサイト名を変更する決断をしたのです。

どのような名前にするかはいろいろ悩みました。そもそもこの blog の趣旨は私が興味を持ってやったこと・調べたことを書き連ねていくことです。それなら、私の興味の対象を端的に表せる言葉はないか、と考えていったときに、頭に浮かんだのが「WebOS」というキーワードだったのです。 GentooLinux で個人サーバーを立てるのも、 Google Personalized Homepage ガジェットの作り方canvas の使い方を調べるのも、すべては WebOS というベクトルに沿っていると考えられなくもない(笑)そう感じたわけです。ただ、「WebOS」だけじゃ単なる一般名詞なので、それなりにカッコよくて、しかも現時点で検索にも引っかからないユニークなサイト名ということで、「WebOS Goodies」に落ち着きました。自分でもけっこう気に入っています (^−^)v

ところで皆さん、「WebOS」というとどのようなものを思い浮かべるでしょうか。もしかしたら、ブラウザの中でウインドウシステムが動く、 YouOS のようなものをイメージされるかもしれません。でも、個人的にはあれって単なる Web デスクトップであって、 OS とはちょっと違うように感じます。もちろん、あれはあれで価値のある試みなのですが、「WebOS」と呼ぶのは違和感があるんですよね。これはあくまで私見ですが、 WebOS は単にひとつのサイトでどうこうするものではなく、複数の Web サイトが連携して初めて実現されるものなんじゃないかなと思うのです。多くのサイトに一貫性のある API が普及して、それぞれのサイトが自由にデータをやりとりできる環境、それが実現された Web そのものが、私が考える「WebOS」なんです。

少し前までは現実味の欠片もなかった話ですが、最近ではマッシュアップの流行や RSS / Atom フィードの普及でだいぶ道が見えてきたように思います。 Google Gadgets to your webpage のように簡単に自分のサイトに組み込めるようなサービスも増えてきたので、利用されている方も多いのではないでしょうか。今後はさらに高度なサービスが次々に投入されていき、それと平行して API などの仕様が収束・共通化され、少しずつ OS と呼べるものに近づいていくと思われます。その上にさまざまなサイトでアプリケーションが構築され、 Web はますます便利で実用的なものになっていくのでしょう。考えただけでもわくわくしますね。

そうそう、折りしも、数日前にこんな記事が話題になっていました。

http://www.readwriteweb.com/archives/amazon_webos.php

Web 書店の元祖としてお馴染みの Amazon が、その膨大なインフラを活用して Web サービス・スタックを完成させ、電子商取引の巨人から Web サービスを提供するソフトウェア企業へと変貌を遂げつつあるという話です。実際、 Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) といったサービスは、 WebOS の重要なコンポーネントになる可能性を秘めていると思います。もはや WebOS が現実味を帯びてくるのも時間の問題なのかもしれません。

そんなわけで、長々と書いてしまいましたが、今後はこんなことを頭の片隅に入れながらも、基本的にはいままでどおり、私の興味のおもむくままに記事を書いていくつもりです(笑)。もちろん GentooLinux ネタもこれまでどおり扱っていきます。その上で、できるだけ多くの方々のお役に立てる記事をお届けしていければと思っておりますので、今後とも変わらずご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

追伸
リニューアルに合わせて「お気に入りブログ」などのプラグインを削除させていただきました。読者申請をしてくださった方々には大変申し訳ありません。最近はスパム的な読者申請しかなくて存在意義が薄れていたこと、今後のこの blog の方向性を考えたときにちょっと相容れないものを感じたことなどが削除にいたった主な理由です。今後はなにか別の形での相互リンクの方法を模索したいと考えておりますので、どうかご理解くださいませ。 m(_ _)m

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