今週の話題 : SVG をクロスブラウザで実現する JavaScript ライブラリなど
唐突ですが、 Mac ユーザーの皆さん、 Mac 版 Google Chrome が実用的になってきましたよ!
リリース当初はちょっと常用には耐えない状態でしたが、現在では(まだ開発版とはいえ)日本語入力、 Flash 再生が可能になり、開発者向けツールも含めてほとんどの機能が動作するようになっています。 Google Chrome の特徴はなんといっても Web アプリケーションの動作速度。とくに Gmail, Google Docs といった Google アプリが極めて軽快に動作するのがありがたい。私もそれらのアプリの実行には Firefox を使ってきましたが、そろそろ Google Chrome に任せてみようと思っています。
ということで、 Google Chrome はリリース直後に使ってそれっきりという方、そろそろもう一度試してみてはいかがでしょうか。
それでは、週末恒例の「今週の話題」です。今週見つけたさまざまなネタをまとめてご紹介します。過去に掲載したネタはこちらのページから参照できますので、併せてご利用ください。
開発者向け情報
svgweb - SVG をクロスブラウザで実現
http://code.google.com/p/svgweb/
SVG をサポートしていないブラウザでも Flash を利用して SVG を表示できるライブラリです。グーグルがサポートしている?らしい。
asynctools - Google App Engine で Datastore への問い合わせを並列実行
http://code.google.com/p/asynctools/
Datastore への問い合わせをキューイングし、一気に並列実行するためのライブラリです。 App Engine ではリクエスト処理に使える時間が制限されているので、複雑なリクエストの処理には必須になるかもしれません。
HTML 5 の各種機能の実例付き解説
http://journal.mycom.co.jp/special/2009/html5-2/in...
アプリケーション・キャッシュ, メッセージング, Web Worker, Web Storage, Web Database, Web Sockets, Geolocation API といった HTML 5 の機能を、実例付きで解説した記事がマイコミ・ジャーナルに掲載されました。きたるべき HTML 5 の時代に備えて、基礎知識を仕入れておきましょう!
Web アプリケーション
つぶやきに位置情報が設定可能に
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/08/21/021/ind...
Twitter が、それぞれのつぶやきに対して位置情報を付加できるジオロケーション API の追加を発表したようです。これは面白い。位置情報の活用が一気に身近になりそうです。
punypng - 画像ファイルのサイズを削減
PNG, JPEG, GIF 画像のサイズを、さまざまなテクニックを駆使して削減してくれるツールです。しかも画像をアップロードするだけの簡単操作。でも、できればコマンドラインツールにしてほしいかも・・・。
Google Apps Script が正式リリース
http://googleenterprise.blogspot.com/2009/08/launc...
サーバーサイドの JavaScript で Google Spreadsheets, Google Calendar などのデータを利用してさまざまな処理が行える Google Apps Script が正式にリリースされました。 Google Spreadsheets の関数を追加することもできます。
Google Insights for Search が iGoogle 上で確認できるようになりました
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/08/18/007/ind...
Google Insights for Search は Google での特定のキーワードの検索動向をチェックできるツールです。今回これがアップデートされ、日本語に対応したほか、チャートなどを iGoogle ガジェットとして iGoogle やその他のページに貼り付けられるようになりました。 iGoogle で複数のキーワードの結果をならべて表示するととても便利です。
デスクトップアプリケーション
インタラクティブな UI モックアップを作るためのツール 3 選
http://css.dzone.com/articles/3-new-desktop-tools-...
インタラクティブなモックアップが作れるツールとして、 Balsamiq+Napkee, ForeUI, FlairBuilder の 3 つが紹介されています。実際にある程度の操作ができるモックアップがあれば、開発効率も上がるし顧客などへの説明もやりやすいですね。
Adobe Shortcut App - Adobe 製ツールのショートカットを表示
http://www.ideaxidea.com/archives/2009/08/adobe_sh...
Photoshop などの Adobe 製ツールのショートカットを表示・検索できるという、ただそれだけのツールですが、かなり便利そう。 Adobe AIR で作られているので、マルチプラットフォームで動きます。でも、 Linux では肝心の Adobe ツールがほとんど動かないという罠。
その他
DYS: Translations - iPhone アプリを各国語に翻訳してくれるサービス
http://www.macotakara.jp/blog/index.php?ID=4637
iPhone アプリ内のメッセージや App Store の紹介文などを翻訳してくれる有料のサービスです。サービス自体は以前からあったのですが、日本語による問い合わせ窓口が新設され、日本の開発者向けのサービスを本格的に開始したようです。
WebTreats ETC - 商用利用可能な画像素材の配布サイト
http://webtreats.mysitemyway.com/
各種サービスのアイコンやシームレスな背景パターンなどが多数公開されています。商用も含めて無料で利用できるとのことです。
以上です。来週もよろしくお願いします!
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
この記事にコメントする