今週の話題 : Node.js 向けの PDF 生成ライブラリなど
相変わらず記事を書く時間がない…いけませんね。今週は Google Apps API Japan グループの第一回のイベントで LT もしてきたので、そのスライドも整理して公開しなければいけないのですが。来週中には必ず o(x x)o
それでは、週末恒例の「今週の話題」です。今週見つけたさまざまなネタをまとめてご紹介します。過去に掲載したネタはこちらのページから参照できますので、併せてご利用ください。
開発関連情報
PDFKit - Node.js 向けの PDF 生成ライブラリ
http://devongovett.github.com/pdfkit/
Node.js で PDF を生成するためのライブラリです。テキストのほか、簡単な図形・画像描画、フォントの埋め込み、アノテーションなどが行えます。使い方が簡単で好感が持てます。
MathJax - 数式を美しく表示する JavaScript ライブラリ
http://www.moongift.jp/2011/07/20110713-3/
これはすごいですね。 MathML や TeX で記述された数式を JavaScript のみで美しくフォーマットして表示してくれます。 Apache License 2.0 のオープンソースソフトウェアです。
Google Docs の更新されたファイルを列挙する「Changes feed」
http://googleappsdeveloper.blogspot.com/2011/07/im...
Google Docs で更新されたファイルのみを列挙する「Changes feed」が Google Documents LIst API に加わりました。これにより、 Google Docs と同期するアプリケーションがとても作りやすくなりました。
Google App Engine の新料金体系に関する FAQ
http://googledevjp.blogspot.com/2011/07/app-engine...
事前に Google App Engine Japan のグループでも共有されていたのでご存じの方も覆いと思いますが、 Google App Engine が2011 年後半に移行予定の新料金体制に関する FAQ の日本語訳が公開されました。非常に重要な情報が多数含まれているので、 GAE 開発者はひと通り目を通しておくべきです。
DDMathParser - iOS 向けの数式処理ライブラリ
https://github.com/davedelong/DDMathParser
iOS で使える数式処理ライブラリです。 NSPredicate と NSExpression を組み合わせる方法と比較して、関数を自由に拡張できるなどの利点があるそうです。
Web アプリケーション
Google Docs で .zip や .rar 内のファイルが閲覧可能に
http://googledocs.blogspot.com/2011/07/zip-and-rar...
Web ブラウザ上で各種ファイルが閲覧できる Google Docs Viewer で、 zip と .rar 内のファイルが直接閲覧できるようになりました。書庫ファイルを閲覧すると中のファイルがリスト表示され、それぞれのファイルが閲覧できます。 Gmail の添付ファイル閲覧にも使えるほか、素晴らしいことにモバイルブラウザからも利用できます。
Google アカウントの最大ログイン数が 10 に引き上げられる
http://googlesystem.blogspot.com/2011/07/google-mu...
複数の Google アカウントを切り替えられる、いわゆるマルチログイン機能ですが、これまでは最大 3 つまでのアカウントでしかログインできませんでした。これが今回、最大 10 アカウントに引き上げられました。 Google Apps 向けのツール開発などで多数のユーザーを切り替えて動作テストするようなことも、簡単に行えるようになりました。同時に、マルチログインが利用できるアプリケーションも拡大されたようで、 iGoogle などでもアカウント切り替えが可能になっています。 Google アカウントのマルチログインを有効にするには、アカウント設定で「マルチログイン」の項目を編集してください。
デスクトップアプリケーション
Chrome 13 はクロスオリジンの WebGL テクスチャを禁止、代わりに CORS をサポート
http://blog.chromium.org/2011/07/using-cross-domai...
Firefox 5 に続いて Google Chrome 13 も別ドメインの画像を WebGL のテクスチャとして使用することを禁止するようです。ただし、同時に CORS をサポートし、サーバーが適切なヘッダを付けて送信していればクロスオリジン制約がかからなくなります。 Canvas による画像描画も同様で、 CORS が適用された画像は dirty フラグが立たなくなるようです。
以上です。来週もよろしくお願いします!
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
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